公演中は有り難うございました。
約5年ぶりのミュージカル。信長の妻、帰蝶を演じさせて頂きました。
和楽器を取り入れたオーケストラの生演奏、迫力の殺陣、そして日舞。
先輩方の胸を借り、若手の皆さんの勢いに刺激され、
大いに悩み、もがき、最終的には完全燃焼できた貴重な公演でした。
お稽古中に最愛の母(養母)を亡くし、生きることに弱気になり
やり遂げられるのかと不安を抱えた時間もありましたが…
この作品と向き合っていたからこそ
悲しみを乗り越える力を得られたのだと思います。
遺された者は空へ旅立った人の分まで生きなければ。
悲しみや思い出に縛られるのではなく、真っ直ぐに前を見て
一日一日悔いを残さないよう生き抜くことで恩に報いたいと思っています。